プラスチック原料の輸出商社 日照株式会社 -- NITTEL INC.--




近年、環境問題に対する人々の意識は世界的に高まりつつあり、時代は今まさに消費型経済を見直し、循環型社会への移行期にあります。しかし、聞くところによれば、日本は江戸時代にはすでに世界でも類を見ないリサイクル社会を確立し、無駄のない合理的で自然に融合した生活を営んでいたようです。「ものを大切にし、最後まで使いつくす」という心は、日本人に染み付いたものであり、「もったいない」という言葉は、その心を象徴するものであると言えるでしょう。
顧みますれば、私たち(合成樹脂原料リサイクル加工業)は、先人のリサイクル文化を継承し、地球環境を守り、社会の無駄を省くことに尽力してまいりました。プラスチック原料の再生事業の社会的責任が求められる中で、私たちはふたつの方法を確立しました。ひとつは、原料・素材を有料で買い取り、粉砕加工してペレットを製造する。もうひとつは、委託加工でペレットを製造する。これらのペレット製品は二次原料として商社や成形工場に納入され、最終的には成形品となって社会に還元されます。
私たちの業界には50年以上の歴史があり、親子代々この事業を継承している会社(工場)も数多くあります。再生加工の蓄積されたノウハウや加工技術はハイレベルであり、世界的に見てもトップクラスです。これは、日本人特有の感性と細やかな心づかいが作り上げた成果といってよいでしょう。
今後、世界的規模での再生事業の社会性・重要性はますます求められていくでしょう。その中で弊社は、創業以来50年以上ものあいだに蓄積した技術・ノウハウを、日本の「リサイクル文化」として世界に発信し、地球環境に多少なりとも貢献すべく、専心努力していく所存です。