あけましておめでとうございます。皆様方には平素より格別のご高配に賜り、あつく御礼申し上げます。
 昨年、後半日本の景気は下降気味で、我が業界もその影響にさらされました。
海外では、米国のサブプライムローンの破綻やドル安、原油高騰で世界的に経済の混迷が伺えます。総じて国内外の経済は軟弱で厳しくなることが予想されます。
 プラスチック原料は原油高騰の影響で値上がり幅が大きく、中小企業では原料高で対応が困難となります。大手化学メーカーは中国マーケットが盛況で輸出への依存度がより高まるでしょう。弱肉強食的思考が一般化し、勝ち組みと負け組みが明確化します。
 日本経済は、円高で厳しくなり、そのシワ寄せは国民に来ます。税金の増税・年金の破綻・低金利等楽観の許されない情況と云えます。今後は、「自分の生活は自分で護る」の気概を持ち、準備を怠らないことが肝要です。
 日本は政治力が弱いため此れまで以上に米国や中国に益々追い込まれます。
中国経済が発展すればする程に日本経済はマーケットを失い脆弱化します。
日本の国民は今後、幾つもの苦難を覚悟しなければなりません。
 年頭から厳しい見解ですが、我々日本人は優秀で勤勉ですから、個々人の努力と持てる能力を発揮すれば道は開かれると信じています。
 本年もより一層のご哀願のほど宜しくお願い申し上げます。

平成20年 元旦  


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